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中学生の門限は何時がいい?平均時間や補導時間と決め方

2026.02.17

中学生になると部活や塾で帰宅が遅くなる機会が増えます。
そんな中で、中学生の子どもの門限を何時に設定すべきか悩む保護者の方も多いと思います。
「世間の平均とズレていないか」「甘すぎて補導されたらどうしよう」と不安になることもあると思います。

本記事では、中学生で門限を設けている家庭の割合や中学生の適切な門限時間の目安、トラブルを防ぐルールの作り方を解説します。
子どもの安全を守りつつ、親子で納得できる基準を一緒に見つけていきましょう。

中学生で門限を設けている家庭は何割?

公園の時計

ベネッセ教育情報サイトが行った調査によると、中学生の家庭において126組中44%の家庭が明確な門限の時間を決めていました。
(出典:【体験談】中学生・高校生の門限、みんなどうしてる?何時が多い?納得できる時間やルールは?

つまり、約半数が門限を設定していない状態ですが、門限を設定しないと補導やトラブルに巻き込まれるリスクを高めてしまいます。
子どもを犯罪などのリスクから守るためにも、家庭内で明確な門限を設定しておくことをおすすめします。

中学生の門限、平均は何時?家庭の事情別・季節別の目安

リュックを背負った男子中学生

中学生を持つ家庭において、門限を何時にするかは悩ましい問題ですが、多くの家庭が採用している平均的な基準が存在します。
本セクションでは、遊びや部活、塾といったシチュエーションごとの時間設定と季節による調整について解説します。

遊びや部活のない日は「18時(午後6時)」が一般的

友人と遊ぶ場合や部活動がない日に関しては、門限を18時に設定するのが中学生の平均的なラインです。
厚生労働省の調査では、中学生の帰宅時間は「18時前」という回答が最も多く、55.5%に及びました。
(出典:平成26年度全国家庭児童調査結果の概要

この時間は、年間を通じて日没の目安となるだけでなく、多くの家庭で夕食の準備が整う時間帯と一致しています。
また、後述するゲームセンター等の施設利用制限が18時から始まることも、この時間を門限とする合理的な理由となっています。

塾や習い事がある日は「21時〜22時」が現実的なライン

学習塾や習い事に通う中学生の場合、授業終了時間が遅くなるため、18時の門限を適用するのは物理的に不可能です。
塾の終了時刻に合わせて、帰宅時間は21時半から22時頃を平均目安にするとよいでしょう。
ただし、これはあくまで「塾からの直帰」を条件とした特例的な時間設定であり、寄り道をしないよう指導することが重要です。

季節によって変えるべき?夏と冬での時間の使い分け

門限の時間は固定せず、日没の時間に合わせて季節ごとに柔軟に変更するパターンも考えられます。
日が長い夏季は18時半まで許可する一方、日が落ちるのが早い冬季は17時を目安にするなど調整をすると、より安全性が高まります。
暗い夜道は犯罪リスクや補導の対象として見られる可能性が高まるため、明るいうちに帰宅させるのが安全管理の基本です。

門限を決める前に知っておくべき「補導」と法律のライン

自転車を押しながら下校する女子中学生

保護者が門限を決める際、単に「心配だから」という理由だけでなく、法律や条例に基づく客観的な基準を知っておくことが大切です。
ここでは、警察の補導対象になる具体的な時間や中学生が巻き込まれやすい法的なリスクについて解説します。

警察に補導される時間は何時から?深夜徘徊の定義

各都道府県の条例では、正当な理由なく18歳未満が深夜(平均23時〜翌4時)に外出することを禁じており、これが補導の法的基準となります。
しかし、実際の警察による指導や声かけは、もっと早い時間帯である20時頃から行われることが一般的です。
特に制服姿や中学生とわかる服装で夜間にたむろしている場合、補導や職務質問の対象となるリスクが急激に高まります。

時間だけじゃない!警察に補導される具体的な「条件」

門限を決める上で誤解されがちなのが「深夜23時(午後11時)までは補導されない」という点です。
確かに多くの条例で「深夜徘徊」として即時補導の対象となるのは23時以降ですが、それより早い時間であっても警察官が補導を行う条件が存在します。

具体的には、「正当な理由なく繁華街をうろついている」「制服姿で夜間にコンビニにたむろしている」といったケース等です。
たとえ20時や21時であっても、非行に巻き込まれる恐れがあると判断されれば、警察による職務質問や注意の対象となるので気を付ける必要があります。
(参考資料:少年警察活動規則(平成十四年国家公安委員会規則第二十号)/第二条,第十四条

子どもが納得する門限ルールの決め方と運用のポイント

中学生の娘と両親

一方的に親が命令するだけでは、自立心が芽生え始めた中学生は反発し、隠れてルールを破りかねません。
子ども自身が納得し、自らの意思で守ろうと思える門限ルールを作るためには、決定までのプロセスと運用方法が極めて重要です。
このブロックでは、親子間の対話の進め方や、形骸化させないための具体的な運用ルールについて詳しく解説します。

親の都合ではなく「法的リスク・安全」を根拠に話し合う

ルールを決める際は、「親が心配だから」という主観的な理由だけでなく、前述した法律や補導のリスクといった客観的な事実をベースに話し合うことが重要です。
「18時以降はお店に入れない法律がある」「夜遅く出歩くと警察に声をかけられる可能性が高い」といった社会的なルールを提示することで、子どもは納得しやすくなります。
また、一方的に押し付けるのではなく「周りの友達は何時くらいに帰っているのか」という子ども側の事情にも耳を傾ける姿勢を見せましょう。
互いの言い分を出し合い、双方が譲歩できる妥協点を探るプロセス自体が子どもの社会性を育てる良い機会となるでしょう。

「報・連・相」を徹底させる!誰とどこへ行くかの可視化

門限の時間設定と同時に、「誰と」「どこへ行き」「何時に帰るか」を事前に報告させるルールを徹底し、子どもの行動を可視化しましょう。
口頭での約束は「言った言わない」の水掛け論になりがちなため、リビングのホワイトボードや家族間のメッセージアプリを使って記録に残すことをおすすめします。
もし遊んでいる最中に場所を移動したり、帰宅時間が遅れそうになったりした場合は、必ず途中で連絡を入れることを義務付けます。
この「報告・連絡・相談」の習慣は、将来社会に出た際にも役立つスキルであり、親の不安を解消して信頼関係を深めるための鍵となります。

門限を破った場合のペナルティと守った時の対応

ルールには実効性を持たせるため、門限を破った場合のペナルティと守り続けた場合の対応を事前に話し合って決めておくことをおすすめします。
例えば、「無断で遅刻したら翌週は外出禁止にする」「スマホを一定期間没収する」といった明確な罰則があれば、子どもは行動する前にリスクを考えるようになるでしょう。
逆に、「1ヶ月間ルールを守れたらお小遣いを少しアップする」「週末の自由時間を増やす」といったメリットを提示することも、モチベーション維持には効果的です。
罰を与えるだけでなく、約束を守ることが自分にとっても利益になると理解させることが自律的な行動を促すポイントです。

友人宅への外泊(お泊まり)は親同士の連携が必須

中学生になると友人宅への外泊を希望する場合もあると思います。
外泊の際には、子どもの安全を守るためにも通常の門限とは異なる厳格な対応が必要です。
子ども同士の口約束だけで許可してしまうと、親の目が届かない解放感から夜更かしや深夜外出に発展する恐れがあるため、必ず親同士が直接連絡を取り合うようにしましょう。
相手方の保護者に宿泊の可否、食事の有無、送迎の必要性などを確認しましょう。迷惑がかからないよう配慮することがマナーです。
また、万が一の際に連絡が取れるよう緊急連絡手段を確保し、お互いの親が公認している状態を作ることがトラブル防止の必須条件です。

門限だけでは不十分?中学生が守るべきその他のルール

スマホを触る学生の手元

中学生の安全や生活の規律を守るためには、門限を守るだけでなく、その他のルールも決めておくのがおすすめです。
特に、スマホの利用方法やお小遣いの使い方、成績との向き合い方などは帰宅時間のルールと密接に関わってくる重要な要素です。
本セクションでは、門限とセットで設定しておくべき、家庭内の具体的な決まり事について紹介します。

「デジタル門限」の設定!スマホの利用時間と場所

物理的に家に帰宅していても自室で深夜までスマホを操作していれば、それは精神的な意味での「深夜徘徊」と同じであり、生活リズムの乱れに直結します。
そのため、「夜21時以降はスマホをリビングに置いて充電する」「寝室には持ち込まない」といった「デジタル門限」を設定することが推奨されます。
SNS上のトラブルやネットいじめは親の目の届かない深夜帯に発生しやすいため、物理的な場所と時間の制限をかけることが子どもを守ることにつながります。
フィルタリングサービスや、OS標準のスクリーンタイム機能を活用し、利用時間を技術的にコントロールすることも検討しましょう。

行動範囲をコントロールする「お小遣い」の定額制管理

中学生の行動範囲は所持金に比例して拡大する傾向があるため、お小遣いを定額制にして管理させることは、間接的かつ効果的な門限対策になります。
毎月決まった金額(平均2,000円〜3,000円程度)の中でやりくりさせれば、無計画な買い食いや遠出による浪費を自然に抑制することができます。
お金が尽きれば物理的に遊ぶ場所が制限され、結果として自宅で過ごす時間が増えるため、無理に門限を強制する必要もなくなります。
限られた予算内で遊ぶ工夫をさせることは、将来に向けた金銭感覚を養う金融教育の第一歩としても非常に有意義です。

成績や学習態度とリンクさせたルール運用の工夫

門限やスマートフォンの利用許可を、学校の成績や宿題の提出状況といった「学生の本分」とリンクさせて運用する方法も効果的です。
「定期テストの順位が上がれば門限を30分延長する」「成績が下がればスマホの利用時間を制限する」といったルールは、子どもの向上心を刺激します。
自由や権利といったものは、やるべき義務を果たした上で得られるものであるという社会の仕組みを教える良い機会です。
単に厳しく管理するだけでなく、子どもが自ら目標を設定し、それを達成するために時間を管理する能力を育てる視点を持ちましょう。

中学生の門限は何時が平均?ルールの決め方|まとめ

中学生の門限は平均18時が目安ですが、部活や塾の有無、季節によって柔軟に設定しましょう。
重要なのは「何時にするか」という数字の決定だけでなく、補導のリスクや法律を理解し、親子でしっかりと話し合って納得できるルールを作ることです。
デジタルデバイスの管理や金銭教育も組み合わせながら、子どもの安全を守りつつ、自立へ向けた成長をサポートする「家庭のルール」を築いていきましょう。

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