高校生のバイトにはアルバイト許可証が必要?校則で禁止される理由
2025.09.16

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高校生はアルバイトができる年齢に達するため、自由な時間を使って働きたいと考える人も多いでしょう。
しかし、高校によってはアルバイトを始めるにあたって「アルバイト許可証」が必要である場合があります。
そこで今回は、なぜ高校によって校則でアルバイトを禁止しているのか、その理由や、アルバイト許可証のもらい方などを解説していきます!
トラブルを防ぐためにも、アルバイトをしたいと考えている高校生はぜひ最後までご一読ください。
校則でアルバイト禁止の高校はアルバイト許可証が必要!

高校ごとにアルバイトに関する校則は異なり、アルバイトが自由な高校もあれば、アルバイト許可証が必要な高校もあります。
アルバイトが禁止されている高校や許可制の高校に通っている場合は、アルバイトをするには、学校からアルバイト許可証をもらうことが必須です。
無断でアルバイトをすると校則違反となり、処分や罰則を受ける可能性があるので注意しましょう。
高校がアルバイトを禁止する理由は?
アルバイトを禁止としている高校は珍しくなく、特に進学校に多い傾向にあります。
高校がアルバイトを禁止にしている主な理由は以下の通りです。
- 学業に集中してほしい
- アルバイト先での人間関係で非行に走ることを防ぐため
- ブラックバイトなどの犯罪やトラブルに巻き込まれるのを防ぐため
高校は学業が目的の場ですから、勉強を優先してほしいというのは当たり前の考えです。
また、アルバイト先には様々な人がいるため、生徒に問題がなくてもトラブルに巻き込まれる可能性があります。
高校側には生徒を守る責任もあるため、アルバイトを禁止にする学校があることは理解できるでしょう。
高校生のアルバイト許可証とは?

そもそも、高校生のアルバイト許可証とはどのようなものでしょうか。
アルバイト許可証とは、「高校からアルバイトの許可を得ている」と証明する書類のことです。
アルバイト先によっては、未成年者を雇う際のトラブルを避けるため、高校生にアルバイト許可証の提出を求める場合もあります。
アルバイト許可証がもらえるケース
アルバイト許可証をもらうためには、適切な理由が必要です。
特に、アルバイトを禁止している高校では、特別なケースでなければアルバイト許可証をもらうことは難しいでしょう。
- 大学進学のための学費を貯める
- 将来の進路選択に必要である
- 家計の経済的な事情
アルバイト許可証の申請書類には、「やむを得ない理由」を明記し、「学業に支障が出ないか」「安全な職場か」を高校側が確認できる内容を記入する必要があります。
アルバイト許可証がないまま高校生がアルバイトするとどうなる?

校則でアルバイトが禁止されていた場合、アルバイト許可証がないまま働くと、校則違反として高校から処分が下される恐れがあります。
反省文の提出や保護者への連絡に加え、場合によっては停学処分を受けることもあるでしょう。
さらに、常にアルバイトのことが高校にバレていないかを心配し続けなければならず、不安やストレスの原因にもつながります。
アルバイト先で何かトラブルが起きても学校に相談することができないため、必ず担任の先生や高校に相談し、正式に許可を得てから始めることが大切です。
アルバイト許可証のもらい方

では、実際に高校生がアルバイト許可証をもらうには、どのような手順を踏めばいいのでしょうか。
アルバイト許可証の手続きは学校によって異なりますが、一般的な流れは以下の通りです。
①担任の先生に相談する
まず、担任の先生に「アルバイトをしたい」という相談をしましょう。
ここでは、家庭の経済的な事情や進学にまつわる理由など、具体的に目的を伝えると理解してもらいやすくなります。
この段階で先生から許可が妥当であると判断された場合、申請書類を受け取ることができます。
②申請書類を受け取り、必要事項を記入
担任の先生もしくは生徒指導の先生などから申請書類を受け取ったら、必要事項を記入していきましょう。
先ほどご紹介したように、申請書類には勤務先や勤務時間、アルバイトをする理由などを記入していきます。
保護者の署名・押印が必要な場合もありますので、あらかじめ同意を得ておくことが重要です。
③申請書類を学校に提出する
申請書類が用意できたら、担任や生徒指導部の先生に提出し、学校の承認を待ちましょう。
学校側は、記載された内容をもとに「学業に支障がないか」「勤務先が適切か」を審査します。
申請が承認されてアルバイト許可証が発行されれば、初めてアルバイトが可能になります。
審査には数日から1週間程度かかることもあるため、早めに申請することが望ましいです。
アルバイト許可証をもらえない時の対処法

アルバイト許可証を高校に申請したものの、もらえなかったという方もいるかもしれません。
以下では、アルバイト許可証がもらえなかったときにどのような対処法があるのかを解説していきます。
担任の先生ともう一度相談する
一度断られても、理由や目的をもう一度しっかりと説明することで許可や同意を得られる可能性があります。
特に、自分のことをよく知っている担任の先生であれば事情や心境を理解してもらいやすく、親身になってくれる場合もあります。
もちろん、普段の生活態度や成績も重要な判断材料となりますので、日常生活を誠実に過ごすことも重要です。
短期間・限定的なアルバイトを提案する
長時間や週に何度も働くアルバイトは学業への影響も大きく、高校が許可されにくい傾向があります。
そのため、長期休暇限定の短期のアルバイトや、週末だけの勤務を提案してみるのも1つの手です。
短期間や限られた時間のアルバイトであれば学業への影響が少ないと判断され、許可証がもらえる可能性も高まります。
事前に「この期間・曜日だけ働きたい」という具体的な計画を示すことで、理解を得られる場合もあるでしょう。
高校生がアルバイトをするには? | まとめ
今回は、高校生のアルバイトについて、なぜ校則で禁止される場合があるのか、アルバイト許可証とは何か、また許可証のもらい方などを解説しました。
高校生の本業はあくまでも学業であるため、アルバイトをしたとしても、学校の成績を落とさないことが何よりも重要です。
どうしてもアルバイトをしたい場合や家庭の事情があるときは、必ず高校から許可を得て、学業に支障が出ない範囲で取り組みましょう。
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