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子どもの反抗期はいつまで続く?終わるきっかけや対処法について解説

2025.10.17

反抗期は、子どもが自立へ向かうための大切な準備期間です。
しかし、急な態度や言動の変化に戸惑い、「反抗期はいつまで続くのだろう」と不安に感じる保護者も少なくありません。

そこで本記事では、反抗期について簡単にご紹介したあと、「反抗期はいつまで続くのか?」という点から、終わるきっかけや反抗期の子どもへの接し方までをまとめて解説します。
お子様が反抗期で悩んでいる方や、反抗期について詳しく知りたい方はぜひ最後までお読みください。

子どもの反抗期とは?

悩んでいる少女

反抗期とは、子どもが親や大人に反抗する時期です。
これまで親の言うことに素直に従っていた子どもが、反抗期を迎えると急に無視したり、反発したりするようになります。
反抗期は悪いことではなく、子どもが自立していく過程で自然に現れるものです。
子どもが反抗期を迎えても慌てずに、適切な距離感を保ちながら見守りましょう。

反抗期の子どもの態度・特徴

反抗期になると、親の言うことを無視する・乱暴な言葉遣いになるなどの態度や言動が見られます。
また、親の干渉を嫌がるようになり、親が自分の部屋に入ることに対して強い拒絶を示すことも多いです。
反抗期中の子どもがよく取る態度や言動は以下の通りです。

  • 無視する
  • 乱暴な言葉遣いになる
  • 勉強しなくなる
  • 学校へ行かなくなる
  • 物にあたる
  • 自分の部屋に親が入ることを嫌がる

子どもに反抗期がないのは問題?

子どもによっては反抗期が見られない場合もあります。
反抗期がないからといって、必ずしも問題があるわけではありません
ただし、次のようなケースには注意が必要です。

  • 親が子どもを甘やかし過ぎている
  • 厳しすぎて反抗できない環境にある
  • 親子のコミュニケーションが不足している

このような場合には、自立できないまま大人になり、社会への適応に支障をきたす恐れがあります。

子どもの反抗期はいつまで続くの?

頭を抱えるお母さん

子どもの反抗期はいつまで続くのでしょうか?
実は反抗期は1回だけではなく、大きく「第一次反抗期」「中間反抗期」「第二次反抗期」の3つに分けられます。
それぞれの時期で始まる年齢や終わる目安が異なるため、反抗期がいつまで続くのかは子どもによって違いがあります。
以下では、各反抗期の特徴とともに「一般的にいつまで続くのか」を整理しました。

第一次反抗期は約1歳半~3歳|反抗期はいつまで続く?

第一次反抗期は子どもが迎える最初の反抗期で、約1歳半〜3歳あたりまで続くことが多いです。
俗に言うイヤイヤ期が、第一次反抗期にあたります。
約1歳半〜3歳あたりの子どもは、自分の足で歩くことができるようになり、自分でしたいことが増える時期です。
しかし、自分の欲求を表現することがまだ難しいため、癇癪を起こしたり、「イヤイヤ」と言うことで、自分の欲求を表します。

中間反抗期は約6~10歳|反抗期はいつまで続く?

中間反抗期は6歳~10歳ごろに始まることが多く、8歳~10歳ごろがピークと言われています。
小学校低学年〜中学年の時期にあたり、親からの干渉を嫌がり、友人関係を大事にする傾向が見られます。
反抗的な態度や言動を見せるのは家庭内で、学校などでは普通に過ごしているケースが一般的です。
早ければ10歳〜12歳ごろに落ち着くとされていますが、場合によっては第二次反抗期にそのまま移行することもあり、「いつまで続くのか分からない」と感じるほど長引くケースもあります。

第二次反抗期は約12~16歳|反抗期はいつまで続く?

第二次反抗期は中学生〜高校生の時期にあたり、一般的には12歳〜16歳ごろまで続くことが多いとされています。
親だけでなく教師や周囲の大人など、権威のあるものに反抗するようになり、思春期特有の心の揺れも加わって強い態度が見られる時期です。
多くの場合は高校生になるころに落ち着きを見せますが、家庭環境や本人の気質によっては長引くケースもあります。
中には18歳前後まで続くこともあり、「反抗期はいつまで続くのか分からない」と悩む保護者も少なくありません。
反抗期の終わり方には個人差があり、急に終わるのではなく、少しずつ会話が増えたり態度が和らいだりする形で自然に収束していくのが一般的です。

子どもの反抗期が終わるきっかけは?

体育座りでうつむく子供

子どもの反抗期がいつまで続くのかは個人差があり、周囲の環境や家庭内の関わり方によっても大きく変わります。
ここからは反抗期が収束に向かうきっかけについて解説します。
反抗期が終わるきっかけは「これ」と断定できるものではなく、徐々に態度が柔らかくなり、気づいたら反抗期が落ち着いていたというケースが多く見られます。
具体的には、次のような小さな変化がきっかけになることがあります。

  • 学校生活や友人関係が安定し、安心できる居場所ができた
  • 親が干渉しすぎず見守る姿勢に変わった
  • 子ども自身が将来を考えるようになり、親と協力する必要性を感じた

こうした変化をきっかけに、態度が和らぎ、会話が増えていくことが一般的です。
「挨拶を返すようになった」「リビングで過ごす時間が増えた」などの小さなサインも、反抗期の終わりが近づいている兆しといえるでしょう。

反抗期の子どもへの接し方

ランドセルを背負った男の子とお母さんが向かい合う様子

反抗期はいずれ落ち着くものだと理解していても、日々の関わり方に悩む保護者は少なくありません。
反抗期の子どもへの接し方で大切なのは、適切な距離感を保ちながら、成長を見守る姿勢です。
ここからは、反抗期の子どもと向き合ううえで意識したい3つのポイントをご紹介します。

接し方①すぐに怒らない

反抗期の子どもと向き合うことは相当なエネルギーが必要で、親にかかるストレスも大きいです。
反抗してくる子どもに対し、イライラして、つい強い口調で言い返してしまうことも少なくありません。
しかし、親が怒ると子どもはさらに反抗してくるため、悪循環に陥ってしまいます。
子どもが反抗してきても、すぐに怒らずに、冷静に対応することが大切です。
冷静になるのが難しい場合には、少し時間を置く・一旦その場から離れるなどして感情を落ち着けましょう。

接し方②子どもの意見をよく聞く

子どもが反抗してきた時に頭ごなしに否定をせず、まずは子どもの意見に耳を傾けることはとても重要なポイントです。
まずは子どもの意見を聞いて「あなたの考えは分かった」などの理解を示すことで、子どもは落ち着きやすくなります。
親からの意見も聞いてくれるようになるので、争わずに話し合いができるでしょう。
また、しっかりと子どもの考えを聞くことで、子どもは一人の人間として扱われていると感じることができ自立した大人へと成長するきっかけにもなります。

接し方③干渉しすぎない

反抗期の子どもは、親からの指示や口出しを嫌がることが多いため、干渉しすぎないよう注意が必要です。
ただし、完全に放任するのではなく、挨拶や日常のちょっとした会話は続けることが大切です。
こうした日々の積み重ねが、やがて反抗期の終わりにつながるきっかけとなるでしょう。
「いつまで続くのだろう」と不安に感じる時もあるかもしれませんが、見守る姿勢を保つことで必ず落ち着いていく時期が訪れるものです。

困ったら専門家など第三者に相談する

反抗期の子どもの状態や態度には個人差があります。
親だけでは対処しきれない場合は、カウンセラーなどの専門家や、自治体の相談窓口を頼るのも一つの手段です。
第三者からの意見なら子どもが耳を傾ける場合もあります。
また、親の負担を軽くすることもできるので、反抗期の子どもとの接し方にお悩みの方は、第三者に相談してみてください。

子どもの反抗期はいつまで続く?終わるきっかけや対処法|まとめ

子どもの反抗期はいつまで続くのか?というところから反抗期が終わるきっかけや、反抗期の子どもとの接し方までを解説してきました。
子どもの反抗期が終わるきっかけは明確なものではなく、徐々に態度や言動が穏やかになり、いつの間にか終わることが一般的です。
反抗期がいつまで続くのか不安に感じる方もいるかもしれませんが、常日頃から子どもとコミュニケーションをとるようにして、小さな変化を見逃さないようにしましょう。

反抗期は、子どもが自立した大人へ成長するための大切な第一歩です。
子どもと適切な距離感を保ちながら、見守ることが大切です。



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