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通信制高校の入試の内容や条件とは?落ちることはある?徹底解説!

2025.10.24

勉強に苦手意識がある方や、不登校の経験があり通信制高校を検討している方に向けて、今回は通信制高校の入試内容や出願時期について解説します。
中学校生活でつまずき、入試に落ちてしまうのではと不安を抱える方もいるかもしれません。
そこで通信制高校の入試に落ちる可能性があるケースについてもご紹介します。

通信制高校の入試内容や難易度

等間隔に並んでいるイス

通信制高校の入試は、基本的に面接・作文・書類審査の3つで構成されており、学校によっては筆記試験を実施する場合もあります。
筆記試験を行う学校では国語・数学・英語の3教科が多いですが、筆記試験の成績だけで合否が決まることはほとんどありません。
全日制高校が学力のレベルで選考されるのに対し、通信制高校では学力よりも勉強に対する姿勢や態度が重視されます。

通信制高校入試の面接内

通信制高校の入試の面接では、主に以下のようなことを聞かれます。

  • 志望理由
  • 将来の夢・目標
  • 中学校生活での活動
  • 高校生活で望む過ごし方
  • 趣味や長所・短所など

通信制高校での面接は、生徒の特性や性格を見極めることも大きな目的の一つです。
合否を決めるためだけのものではないと考え、自分の気持ちを素直に伝える意識を持ちましょう。

通信制高校の入試の難易度

通信制高校の入試は、全日制高校と比べて難易度が比較的易しいといえます。  
学力試験を実施する場合でも、中学基礎レベルの内容が中心で、点数だけで不合格になるケースはほとんどありません。  
学力試験以外で意欲をアピールすることはできるので、過度に心配する必要はないでしょう。

通信制高校の入学条件

教師となと楽しく話している生徒

通信制高校の入学には年齢の制限がなく、全日制高校と比較して入学条件が易しい傾向にあります。
入学条件としては、「中学もしくはこれに準ずる学校を卒業した者」もしくは「中学卒業と同等以上の学力があると認められている者」とされています。
すでに高校を卒業している方は、通信制高校への入学資格はありません

また、以下のように入試の種類によって受験資格や条件が異なります。

新入学 ・中学校を卒業した人、または卒業見込みの人
・ほかの高校に入学していない人
転入学 ・現在、他の高校に在籍している人(休学中も含む)
※在籍している高校で修得した単位はそのまま受け継ぐことが可能
編入学
・他の高校を中途退学した人
※以前の高校で修得した単位は、学校によっては引き継ぐことが可能

なお、公立の通信制高校の場合、学校と同じ都道府県に居住、もしくは勤務していることが原則の条件とされています。
私立の広域通信制高校の場合は学校によって地域条件が異なりますので、確認してみましょう。

通信制高校の入試時期

カレンダーとペン

通信制高校の入学時期は学校によって異なりますが、公立は4月、私立は4月と10月が多い傾向にあります。
いずれの場合も入試時期は入学の1ヶ月前に行われることが多いとされており、合否はおよそ1週間後とされています。
また、通信制高校の出願時期は全日制高校よりも早く始まり、かつ遅い時期まで受け付けているため、全日制高校と併願することも可能です。

通信制高校の入試に落ちることはある?ケースを紹介

勉強している生徒の手元

通信制高校の入試には学力だけで落とされることはないとお伝えしましたが、他の要因で落ちることはあるのかと疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
以下では、通信制高校の入試に落ちるケースをご紹介していきます。

素行や態度が悪い

通信制高校には、過去に学校での人間関係がうまくいかなかった方や不登校になった方などもいます。
このような生徒を守るためにも、法律違反をした経歴や、いじめなどの重大な問題行動があった場合には、素行が不適切と判断され不合格となるケースがあります。
また、面接時に敬語を使わなかったり、姿勢や態度に問題があると判断された場合も、不合格となる可能性があります。

ルールを守れない

通信制高校は全日制高校と比較してルールが厳しくないというイメージがあるかもしれませんが、喫煙や飲酒の禁止など最低限のルールは存在します。
このような基本的なルールを守れないと判断されれば、入試に落ちる場合があります。
入試における提出物の期限を守れるか、面接の時間を守れるかといったポイントで判断されますので、不合格にならないためには決められていることをきっちりと守ることが必要です。

募集が早期に締め切られる

通信制高校にも、全日制高校と同様に定員があります。
人気の高い通信制高校では、応募者が多くなると、予定していた締め切りの日程よりも早く募集を締め切る可能性があります。
志望校が決まっていたり、気になる学校があったりする場合には、早めに入学願書を提出しておくことをおすすめします。
新入学と転入・編入では募集期間が異なるため、志望校の募集要項や資料を取り寄せて事前に確認しておきましょう。

通信制高校の入試の過去問を入手する方法は?

勉強している子供たち

通信制高校の入試は面接・作文・書類審査が中心ですが、一部の学校では筆記試験を課す場合もあります。
筆記試験の過去問は学校のホームページなどで公開されていることもありますが、その数は限られています。
出題内容は中学校の基礎学力を確認するレベルであるため、基本的な公式や語彙を復習し、制限時間を意識しながら解答する練習をしておくと安心です。
面接や作文については過去問を入手できる機会が少ないため、資料請求などで学校の情報を集めその特徴や方針を把握しておくことが有効な対策となります。
学校の特色や強みを理解しておけば、志望理由を具体的に伝えやすくなるでしょう。

通信制高校の入試の内容とは?落ちることはあるのか|まとめ

今回は、通信制高校の入試条件や内容、また、落ちるケースについて解説しました。
通信制高校の入試について不安をお持ちの方も多いかもしれませんが、学力レベルでふるいにかけられる全日制高校と比較すると合格への難易度が低い傾向にあるため、小・中学校で勉強や学校生活に悩んだ経験がある方も、前向きに挑戦してみることをおすすめします。

もちろん、不合格者が全くいないというわけではないので、必要な書類はしっかりと用意したうえで、面接の際には服装やマナーに気を付けましょう。
応募時期や入試内容について知りたい際には、まずは気になる学校に資料請求を行い、入試内容や応募条件を確認してみましょう。

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