通信制高校の一日のスケジュールは?時間割や授業の科目などを解説
2025.08.26
通信制高校への進学を検討している方の中には、「毎日どのようなスケジュールで過ごすのか」「授業はどう行われるのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
特に、不登校経験がある方や大学進学を目指している方にとって、日々の過ごし方は重要なポイントです。
この記事では、通信制高校の一日のスケジュールや授業の進め方について、分かりやすく解説します。
通信制高校の一日スケジュール例を5パターン紹介
通信制高校の学習は、教材や動画コンテンツを使った自学自習がメインのため、生徒は自分の生活スタイルに合わせて一日のスケジュールを柔軟に組み立てることが可能です。
ここでは、通信制高校に通う生徒の一日のスケジュールを5つの代表的なケースに分けてご紹介します。
①一般的な生徒の一日のスケジュール
このパターンは通信制高校の基本となる自宅学習中心の一日のスケジュールです。
通信制高校には固定された時間割がなく、各自の学習ペースに合わせて柔軟にスケジュールを組めます。
8:00 起床・朝の準備
9:00 オンラインホームルームに参加
10:00 午前の学習時間(数学や国語のレポート作成)
12:00 昼食・休憩
14:00 午後の学習時間(理科や社会のレポート学習)
17:00 散歩やストレッチでリフレッシュ
19:00 夕食
20:00 趣味の時間や読書
24:00 就寝
通信制高校では、多くの場合、朝にオンラインホームルームが用意されており、参加は任意または推奨とされています。
こうしたホームルームは、生活リズムの安定やモチベーションの維持にもつながります。
一日のスケジュールの中で適度な休憩を挟むことで集中力を維持し、効率の良い学習が可能です。
②仕事・アルバイトと両立している生徒の一日のスケジュール
通信制高校には、改めて高校卒業を目指す社会人なども在籍しています。
学習タイミングが自分で選べるため、学習と仕事やアルバイトを両立することも可能です。
ここでは、働きながら勉強を続けている生徒の一日のスケジュールをご紹介します。
8:00 起床・朝の準備
9:00 午前の学習時間(レポート作成)
11:00 昼食・休憩
12:00 アルバイト開始(接客業や事務作業)
18:00 アルバイト終了・帰宅
19:00 夕食
20:00 夜の学習時間(オンライン授業視聴)
22:00 自由時間・家族との時間
24:00 就寝
通信制高校では、生活リズムや勤務シフトに合わせて一日の予定を柔軟に調整できます。
決まった登校時間や授業時間に縛られない通信制高校の学習スタイルだからこそ、日中は仕事に集中し、夜に学習時間を確保するなど、自分の生活リズムに合わせて無理なく学び続けることが可能です。
③スポーツに打ち込む生徒の一日のスケジュール
プロスポーツ選手を目指している生徒にとっても、通信制高校の一日のスケジュールは非常に相性が良いとされています。
7:00 起床・朝の準備
9:00 トレーニング開始(基礎体力作り)
12:00 昼食・休憩
14:00 専門トレーニング(技術練習)
17:00 トレーニング終了
18:00 帰宅・夕食
20:00 オンライン授業を視聴しながらレポート作成
22:00 体のケア・ストレッチ
24:00 就寝
日中はトレーニングに集中し、トレーニングが終わった夕方や夜に学習を進める一日のスケジュールです。
学習時間が短くなりがちなため、効率的なレポート対応が求められます
上記のスケジュールのように、通信制高校では、トレーニングに合わせて学習スケジュールを柔軟に調整できます。
④大学受験を目指している生徒の一日のスケジュール
通信制高校には、難関大学進学を目指すコースやカリキュラムが整備されている学校もあります。
ここでは、受験勉強に集中する生徒の一日のスケジュールを見ていきましょう。
7:00 起床・朝の準備
9:00 オンラインホームルーム参加
9:30 先生との個別授業(数学)
11:00 自主学習時間(英語の問題演習)
13:00 昼食・休憩
14:30 オンライン学習(理科・社会)
16:00 先生との進路相談・学習計画の見直し
17:00 帰宅
18:00 夕食・休憩
20:00 夜の学習時間(受験対策)
24:00 就寝
通信制高校は学校によって授業形式も多様であり、個別指導や少人数授業に対応した時間割があるのも特徴的です。
大学への進学を目指す場合にはオンライン授業を活用することで、無駄な移動時間を削減し、効率的な一日のスケジュールを組み立てることができます。
⑤スクーリング(登校日)がある生徒の一日のスケジュール
通信制高校の学習には、対面授業であるスクーリングも含まれます。
学校やコースによっては通信制高校であっても毎日教室へ通うこともあります。
スクーリングがある日の一日のスケジュールは以下の通りです。
7:00 起床・登校準備
9:00 登校・ホームルーム参加
9:30 1限目の授業開始(数学)
10:20 2限目の授業(国語)
11:10 3限目の授業(英語)
12:00 昼食・休憩
13:00 4限目の授業(理科)
13:50 授業終了・友人との交流
15:00 帰宅
19:00 夕食
20:00 リラックスタイム
23:00 就寝
スクーリングなどの対面授業は、ほかの生徒と交流する貴重な機会にもなります。
自宅学習だけでなくスクーリングの日も時間割が柔軟に調整できるので、必要な授業に集中して取り組める環境が整えられているのも通信制高校の特徴と言えるでしょう。
通信制高校の授業スタイルとテスト
通信制高校の授業は、「自学自習」と「スクーリング」を基本とし、提出課題やレポートを通じて学習内容を確認します。
学期末や年度末には「単位認定試験」が行われ、合格することで各科目の単位を取得できます。
時間割は生徒ごとに柔軟に組むことができ、自分のペースに合わせて効率的に学習を進められる点が特徴です。
授業は主に「自学自習」
通信制高校では、配布されるレポートを、指定された教材や動画で視聴し、解いていくため、時間割に縛られずに自分のペースで学習することができます。
基本的には全日制高校のように通学する必要がなく、決まった時間割に縛られることがないため、朝型の人は朝に、夜型の人は夜に集中して学習することが可能です。
学習の基本となる「レポート提出」
通信制高校では、学習内容を一人で進めるため「理解が不十分なまま進んでしまう」「学習の遅れに気づきにくい」といった不安が生じやすいです。
レポート提出は、この不安を解消し学習のペースを整えるための仕組みです。
事前に提出計画を立てることで学習のペースを可視化でき、理解があいまいな部分は添削結果を通じて補えます。
こうしたプロセスが、自学自習を効果的に支える役割を果たします。
学校での対面授業「スクーリング」もある
スクーリングとは、通信制高校で定期的に行われる登校日のことを指し、普段の自学自習で不足しがちなサポートや実技単位修得する機会です。
登校日数は学校やコースによって異なりますが、公立だと年間約20日程度、私立だと年4回や月1~2回、週1~5回などが様々で、中にはオンラインスクーリングやスクーリング不要の制度を採用している学校もあります。
自学自習で理解が難しかった内容やレポートで疑問が残った箇所を、先生に直接質問できるため、学習を深める大切な機会と言えるでしょう。
また、スクーリングでは、学習以外にもメンタル面や生活面の相談をすることも可能です。
期末テストの代わりとなる「単位認定試験」
単位認定試験は、高校卒業資格の修得に必要な単位を修得するための重要な試験です。
全日制でいう期末テストのような立ち位置で、これまでの学習内容を理解しているかを確認し、単位を修得するために行われます。
授業内容の理解度を測る最終評価として位置づけられており、通信制高校の一日のスケジュールには、この試験に向けた準備期間が含まれている場合もあります。
試験範囲は全日制高校より広い場合もありますが、多くは日頃のレポート内容に基づいて出題されるため、継続的に取り組めば無理なく対応できます。
通信制高校で学習を進める際に大切なこと
通信制高校は、自分のペースで学べる自由度の高い学習スタイルが特徴です。
しかし、その自由さゆえに勉強を怠けてしまうケースも多く、学習の成果を上げるにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。
ここでは、通信制高校での学習を成功させるために重要な考え方や取り組み方について、具体的に解説していきます。
自宅学習では「自己管理能力」が重要
通信制高校では、レポート提出の締切や単位認定試験の準備など、計画的に取り組むべき課題が多く、継続的な自己管理が求められます。
一日のスケジュールを自ら立て、それに沿って学習を進める習慣を定着させることが重要です。
特に、自主的に学習時間を設定し、日々のペースを保つには、強い意志が求められます。
レポート提出の締切や単位認定試験の準備など、計画的に取り組むべき課題も多いため、継続的な自己管理が不可欠です。
自己管理が難しいという方は、予備校やサポート校を活用して、学習のフォローをしてもらうことをおすすめします。
自分に合った生活リズムを整える
通信制高校は自由度の高い学習環境である反面、生活リズムの管理も自分で行う必要があります。
学習意欲が高い生徒ほど無理なスケジュールを組みがちですが、3年間という長期間を考えると持続可能な生活リズムを作ることが大切です。
睡眠時間を十分に確保し、適度な休息を取り入れながら学習を進めることで、集中力を維持し効率的な学習が可能になります。
体調不良による学習の停滞を防ぐためにも、無理のない時間割を設定し、自分にとって最適な一日のスケジュールを継続することが、学習の質を高めるポイントです。
進路や目標に合った学校選びがカギ
通信制高校は、学校ごとにカリキュラムや時間割の自由度、学習スタイルが異なるため、自分の生活リズムや学習目的に合った学校を選ぶことが重要です。
たとえば、高校卒業資格の取得を重視する学校、大学進学に向けた指導を充実させている学校、専門的な技能の習得に力を入れている学校など、さまざまな選択肢があります。
また、進路実現を支援するサポート体制も学校ごとに異なるため、事前に各校の特徴を調べて比較することが欠かせません。
自分の目指す目標と学校の方針がかけ離れていると、モチベーションの維持が難しくなり、学習が思うように進まない恐れもありますので、入学前によく確認しておくのが大切です。
通信制高校の一日のスケジュールとは?|まとめ
通信制高校の一日のスケジュールは、自学自習を基本としながら生徒の目標や状況に応じて柔軟に組み立てることができます。
アルバイトやスポーツ、大学受験など様々な活動と両立しながら、レポート提出やスクーリングを通じて着実に単位を修得していくことが可能です。
通信制高校生活を成功させる鍵は、自己管理力の向上と自分に合った生活リズムの確立にあり、進路目標に適した学校選びも重要となります。
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