通信制高校に部活はある?全日制高校との違いや種類をご紹介
2025.09.17
通信制高校にも部活動は存在するのでしょうか?
通学をせず、自学自習がメインとなる通信制高校ですが、実は通信制高校にも部活動はあります。
なかには全国大会などで好成績を残している通信制高校もあり、本格的に部活動に取組むことも可能です。
そこで今回は、通信制高校の部活動について詳しく解説していきます。
全日制高校の部活動との違いや通信制高校で部活動に入るメリットについて気になっている人も多いと思いますので、通信制高校で部活動に入るメリットについても詳しく解説していきます。
通信制高校にも部活動はある
通信制高校は自宅学習が基本ですが、高校によっては部活動を設置しているところもあります。
全日制の高校と同じように運動部・文化部があり、勉強だけでなく部活動も充実しています。
通信制高校の部活はいつ活動している?
通信制高校の部活動は、全日制高校に比べて活動時間が短い傾向にあります。
通信制高校では、主に自宅学習で勉強を進めていき、卒業単位の修得を目指します。
全日制のように毎週通うわけではなく、通学は年間20日ほど。
さらには活動時間も短めです。
一方で、全国大会を目指している学校もあれば、生徒同士の交流や趣味の延長として活動している学校も多いのが特徴です。
通信制高校・定時制高校を対象にした全国大会もある
通信制高校では、全日制高校のように毎日学校に通うことがないため、部活動をやっていたとしても、サークル的な立ち位置なのでは?と考える方も多いでしょう。
しかし、実は定時制高校や通信制高校を対象とした「全国定時制通信制体育大会」という全国大会が開催されており、それらの大会を目指して部活動を行っている学生さんもいます。
全日制高校におけるインターハイなどを手掛ける公益財団法人全国高等学校体育連盟が主催しており、例年以下の11競技の全国大会が開催されています。
- 軟式野球
- 陸上競技
- 自転車競技
- ソフトテニス
- 柔道
- 剣道
- バレーボール
- バスケットボール
- サッカー
- バドミントン
競技は限られていますが、これらの競技であれば、通信制高校に行きながらも部活の全国大会を目指すことができます。
全日制高校をメインとした全国大会に出場する部活も!
通信制高校によっては、高等学校体育連盟の許可のもと、全日制高校をメインとした全国大会に出場できるケースもあります。
通信制高校によって全国大会に出場できる場合と、全国定時制通信制体育大会に出場できる場合と異なるため、部活動に打ち込みたいという方はこういった点も加味して進学を検討するとよいでしょう。
通信制高校で部活動に入るメリット
通信制高校の部活動は、全日制高校と比べて少ないですが、入部することで様々なメリットを得ることができます。
通信制高校で部活動に入るメリットとしては以下の点が挙げられます。
- 友達ができる
- 社会性が身に付く
- ストレス発散になる
それぞれについて詳しく解説していきます。
友達ができる
通信制高校で部活動に入るメリットとして、趣味が近い友達ができることが挙げられます。
通信制高校は全日制高校と比べて登校日数が少ないという特性上、高校内での友達ができにくい特徴があります。
しかし、部活動に入れば同じ趣味を持つ友達と出会うことができ、学校外での交流にもつながるでしょう。
登校日数こそ少ないものの、自分の好きな部活動に入れば生涯を共にする友達に出会えるかもしれません。
社会性が身に付く
通信制高校で部活動に入るメリットとして、社会性が身に付くことも挙げられます。
部活動の目的として、文部科学省が公表している「部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」において、異年齢との交流、生徒同士の交流で好ましい人間関係の構築を図るという趣旨が明記されています。
実際に部活動では体力・技術の向上だけでなく、日頃の活動でのコミュニケーションや、掃除・片付けなど、仲間と同じ作業をする機会が多いです。
通信制高校は全日制高校と比べて人と接する機会が少なくなりがちなので、部活動に入って社会性を身に付けるのも一つの手段です。
ストレス発散になる
通信制高校で部活動に入るメリットとして、ストレス発散になることも挙げられます。
特にスポーツ関係の部活動では、思いっきり体を動かすことができるので、気持ちのリフレッシュにつながります。
また、部活動を通して気の合う仲間と交流できるため、「部活動が待ち遠しい」と楽しみにしている通信高校生がほとんどです。
日々の生活のなかで何かに熱中できずに悩んでいる人は、ぜひ通信制高校の部活動に入部してみてください。
クラーク記念国際高等学校の部活動をご紹介!
通信制高校にも部活動があり、学校によって異なるものの、全国大会を目指して活動している学生もいます。
ここではもう少し具体的にどのような部活があるのか、クラーク記念国際高等学校で行われている部活動についてご紹介します!
クラーク記念国際高等学校は創立30年の通信制高校で、1992年の開校以来全国各地を拠点に教育を展開しており、部活動も活発です。
クラーク記念国際高等学校の部活動一覧
まずは、クラーク記念国際高等学校で入部できる部活動をご紹介します。
運動部 | 文化部 |
---|---|
・サッカー部 ・軟式野球部 ・卓球部 ・陸上競技部 ・硬式テニス部 ・バスケットボール部 ・バドミントン部 ・ダンス部 |
・料理部 ・美術部 ・軽音楽部 ・フォトアート部 ・書道部 ・科学部 ・英会話部 ・パソコン部 ・生物部 |
引用:https://www.clark.ed.jp/campuslife/circle/
クラーク記念国際高等学校には多種多様な部活動が存在しており、どの部活動も活発に活動しています。
本来、通信制高校は登校日数が少ないことが一般的ですが、クラーク記念国際高等学校は「週5日通学」という珍しい学習スタイルを提供しており、部活動も全日制高校と同じくらいの日数で活動しています。
自分に合った学習カリキュラムに加えて、部活動にも本気で取り組んでみたいという人は、クラーク記念国際高等学校への入学がおすすめです。
通信制高校初となる甲子園出場!
クラーク記念国際高等学校は、2023年になんと通信制高校初となる甲子園出場、さらには初勝利を収めました。
全日制高校よりも多くの時間を野球の練習や体づくりにかけることができるのは通信制高校の魅力でもありますね。
また、クラーク記念国際高等学校では「スポーツコース・公式野球部」が設置されており、週5で登校しながら野球に専念し、大学進学を目指せるコースがあります。
参照元:https://www.clark.ed.jp/campus/hokkaido-fukagawa/sports-mens-baseball/
陸上部は全国大会への切符を掴む
クラーク記念国際高等学校(福岡中央キャンパス)の陸上部は、2025年6月に行われた福岡県大会で好成績を収め、全国大会への切符を掴みました。
具体的な成績は以下の通りです。
種目 | 順位 |
---|---|
女子円盤投げ | 優勝 |
女子砲丸投げ | 準優勝 |
男子3000m障害 | 準優勝・3位入賞 |
普段はキャンパスに十分な運動スペースがないため自主練習が中心のメニューをこなしていますが、大会前になるとみんなで集まって練習会を開いています。
また、福岡中央キャンパス以外にも陸上競技において全国大会出場を決めているキャンパスも複数あり、スポーツが活発な通信制高校であることが伺えます。
「週5日通学」以外の人でも部活動に入部できるので、陸上に興味がある方は同校のオープンキャンパスへお越しください。
参照元:https://www.clark.ed.jp/campus/fukuoka-fukuoka/fukuoka-bukatsu/196266/
男女体操部は関東大会への出場!予選では団体ダブル優勝
クラーク国際高等学校の部活動は、野球部や陸上部だけでなく体操部も活躍しています。
2025年には、さいたまキャンパスの体操部が埼玉県予選で男女ともに団体優勝という好成績を収めました。
体操部は「全日本体操個人総合選手権」での優勝や、関東大会出場など、数多くの実績を残しています。
クラークでは、全国大会を目指して練習に励む生徒をサポートする体制が整っています。
本気で競技に取り組みたい方にとって、通信制高校という柔軟な学習環境は一つの選択肢になるでしょう。
参照元:https://www.clark.ed.jp/campus/saitama-saitama/saitama-learns/190157/
通信制高校に部活動はある?まとめ
今回は、通信制高校の部活動について解説しました。
通信制高校でも運動部・文化部が設けられており、友達づくりや社会性、ストレス発散につながります。
クラーク記念国際高等学校のように全国大会で活躍する例もあるため、学校選びでは部活動の有無や活動内容も確認しておきましょう。
活動時間は全日制より短い場合が多いものの、学校によっては本格的な活動も可能です。
充実した高校生活を送りたい方は、部活動への参加も検討してみてはいかがでしょうか?
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