高校生でも取れるおすすめの資格6選!受験や就活に役立つ資格一覧
2025.09.10
進学や就活のために“高校生のうちに資格を取得しておきたい”と考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、どの資格を取得すれば進学・就活に有利なのか、高校生が取れる資格がどれなのか分からないという人が多いでしょう。
中には進学・就活にあまり役立たない資格もあるため、勉強を始める前に選ぶ資格を見極めることが重要です。
ここでは特に高校生が取り組みやすく、進学や就活で評価されやすい代表的な資格を3つずつ紹介します。
高校生が資格を取得するメリットについても解説していくので、ぜひ参考にしてください。
高校生が資格を取得するメリット
資格は、実力や知識を客観的に証明できるものです。
口頭で「○○ができます」というよりも説得力があり、大学入試や就職面接において有利に働きます。
高校生で取れる資格の中には進学や就職に有利になるとされる資格も多くあります。
まずは、高校生のうちに資格を取得することで、具体的にどのようなメリットがあるかご紹介します。
進学・就活で有利になる
高校生で資格を取得すると、進学や就活で有利になります。
資格取得には多くの勉強時間が必要です。なかには数百時間以上の勉強が必要な資格もあり、その努力が高い評価につながる可能性があります。
特に就活では、その資格を取得していることで即戦力として認識されるようになり、初任給アップなどの待遇を受けられるケースもあります。
将来的に使用する機会がない資格でも、その資格を取得した努力が進学・就活に有利に働くため、高校生が資格を取得するメリットは大きいといえるでしょう。
将来の選択肢が広がる
高校生で資格を取得すると、将来の選択肢が広がります。
資格は、専門知識を有していることを第三者に証明できる重要なものです。
資格を取得していれば、現職から他業種へ転職をする際の難易度が低くなり、選択肢が広がります。
転職することが当たり前になりつつある現代において、選択肢が増える資格を取得することは大きなメリットだといえるでしょう。
努力する習慣が身に付く
高校生で資格取得を目指すと、努力する習慣が身に付きます。
大学生や社会人になると、日常生活でさまざまな誘惑があり、資格取得を目指すことが難しくなります。
結果的に大学・社会人になって就活や給料アップにつながる資格を取得できずに「高校生のうちに資格を取っておくべきだった」と後悔する人も少なくありません。
しかし、高校生のうちに資格を取得するための努力を習慣化しておけば、大学生・社会人になっても、資格を取得しやすくなります。
高校生のうちに資格取得を目指すことは、今後の人生にも大きな影響を与えます。
進学に役立つ|高校生におすすめの資格3選
まずは、大学や専門学校への入学を志す高校生向けに、進学に役立つ資格をご紹介します。
これらの資格は普段の学習内容を元にして、資格取得を目指せるため、比較的取りやすいです。
- TOEIC
- 日本漢字能力検定(漢検)
- 実用英語技能検定(英検)
1.TOEIC
TOEICは、身近な日常生活やグローバルビジネスにおける実践的な英語力を測定するテストです。
一般的な資格のように合否が出るわけではなく、点数で英語力が測定されます。
何度も受験することができるため、より高い点数を取れるように複数回受験される方もいます。
TOEICは世界共通のテストで、英語力を重視する大学だけでなく、全国の国公私立大学でも入試に活用されています。
実際に一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が全国788校に行った調査によると、約4割にあたる332校が活用していることが分かっています。
また、TOEICの点数は大手企業でも英語力の指標として活用されており、就活においても有利に働きます。
TOEICの試験は毎月実施されており、受験料は7,810円です。
リピート割引が適用されると6,710円で受験できるので、年1回を目安に受験すると良いでしょう。
2.日本漢字能力検定(漢検)
日本漢字能力検定(漢検)は、漢字の読み書き能力を証明する資格です。
10級から1級まであり、高校生が取得を目指す目安としては準2級、2級が挙げられます。
一部の大学においては、取得している漢検の級に応じて、入試科目の免除や点数加算などの待遇措置を取っているため、進学に役立つ資格を探している高校生におすすめです。
また、一級に関しては合格率5%と非常に難易度の高い資格となっているため、資格取得までの努力が進学や就活で有利に働く可能性が高いです。
漢検の試験は年に3回開催されており、受験料は準2級3,500円、2級4,500円となっています。
試験会場が遠い場合には、自宅でタブレットから受験できる「漢検オンライン」もあるので、移動手段が限られている高校生でも受験しやすい資格だといえるでしょう。
3.実用英語技能検定(英検)
実用英語技能検定(英検)は、読む・聞くの英語力を証明する資格です。
日本ではとても有名な資格で、小学生・中学生から受験する人も珍しくありません。
英検には5級から1級までの5段階があり、高校生が取得する級としては準2級・2級が目安です。
英検は大学入試における学校推薦型選抜や総合型選抜の英語受験資格として条件に挙げられるケースが多く、進学を目指す高校生におすすめの資格です。
また、日本で有名な資格という特性上、一定以上の級を持っていれば、就活にも役立つ可能性が高いです。
英検は6月、10月、1月の年3回実施されており、受験料金は受験する級や、試験形式・申し込み方法によって異なるので事前に「公益財団法人 日本英語検定協会 」の公式サイトから確認するようにしましょう。
自宅や学校のパソコンから受験できる「英検CBT」は3級から利用可能で、試験会場で受験するよりも安価な価格で資格取得を目指せます。
就活に役立つ|高校生におすすめの資格3選
次に、高卒での就職を希望する高校生向けに、就活で役立つ資格をご紹介します。
高校生のうちに資格を取得しておくと、就職活動で他の候補者との差別化につながり、採用担当者からも前向きに評価されやすくなります。
ここでは、就職活動において特に評価されやすい代表的な資格を3つ紹介します。
- ITパスポート
- 日商簿記
- ビジネス実務マナー検定
それぞれについて詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
1.ITパスポート
ITパスポートとは、ITに関する基礎知識を有していることを証明する国家資格です。
具体的には、経営全般・IT管理・IT技術に関する資格で、「情報処理技術者試験」と呼ばれるカテゴリの国家試験のなかでは、比較的合格しやすい資格となっています。
DX化が著しい現代においては、IT知識を有していなければ業務を遂行することが難しいケースも増えてきています。
その点、就活の面接時点でITパスポートを取得している高校生は、企業にとって貴重な存在です。
ITパスポートは更新不要な資格であるため、高校生のうちに取得しておけば、転職する際にも役立ちます。
試験は全国で随時実施されており、受験料は7,500円です。
2.日商簿記
日商簿記は、企業の経理担当者になりたい高校生におすすめの資格です。
日商簿記には3級〜1級までの3段階がありますが、高校生が取得する目安としては3級・2級が一般的です。
2級を取得していれば、経理担当者として十分な知識・スキルを身に付けている人材だと認識され、就活において有利に働きます。
また、経理はどの業種の企業にも存在するため、給与面など条件を重視した転職にも役立ちます。
日商簿記検定は年に3回の実施のため、十分に準備をして試験に臨みましょう。
3.ビジネス実務マナー検定
ビジネス実務マナー検定は、ビジネスにおけるコミュニケーションやマナーを身に付けていることを証明できる資格です。
筆記と実技があり、それぞれ60%以上の得点を獲得していれば合格できます。
一般的な企業では、新人研修の一環としてビジネスマナー研修が取り入れられていますが、高校生のうちに資格を取得していれば「手がかからなそうな人材」として重宝されます。
特に営業や受付など、顧客と直接的に関わる業種においては、就活で有利に働くでしょう。
3級は3,800円で受験できるため、高校生のうちに取得しておくと安心です。
高校生におすすめ|進学・就職に役立つ資格まとめ
特に営業や受付など、顧客と直接的に関わる業種においては、就活で有利に働くでしょう。
3級は3,800円で受験できるため、高校生のうちに取得しておくと安心です。
今回は、高校生のうちに取得しておきたい資格について解説しました。
高校生のうちに取得しておきたい資格は、将来像に応じて異なりますが、進学や就活に役立つ資格を計画的に取得しておくのがおすすめです。
大学生や社会人になると高校生と比較して資格取得に充てられる時間が少なくなりがちです。
時間に余裕のある高校生のうちに資格を取得し、進学や就活に備えましょう。
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