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通信制高校のレポートってどんな感じ?提出期限や量・難易度について

2025.08.18

通信制高校ではレポートを提出することで、学習を進めていく方式が多いですが、
「通信制高校のレポートってどんな感じ?」「全日制の高校のレポートと何が違うの?」
など、通信制高校に入学を考えている方はこのような不安を抱えているかもしれません。
今回の記事では、そんな不安を解消するために通信制高校のレポートについて徹底解説します。
レポートが重要と言われている理由とレポートの内容、量や提出期限はあるのかについてご紹介していきます。

通信制高校ではレポートが学習の中心!

通信制高校では授業を受ける代わりに教科書や配布資料、授業動画を見た後に、学習内容の理解度を確認するためレポートが課せられます。
卒業のための単位を修得するためには単位認定試験を受ける必要がありますが、試験を受ける条件として一定回数以上のレポート提出が求められます。
通信制高校では授業の代わりにこうしたレポートを通して学習状況や学習の理解度を判断します。
単位修得のための、単位認定試験を受けるために必要な課題ですので、必ず提出するようにしましょう。

通信制高校のレポートはどんな感じ?

ここでは通信制高校で行うレポートがどのようなものなのか、難易度や量について紹介します。
レポートの取り組み方や内容についてあらかじめ知っておけば、自分に合った学習プランを立てやすくなるでしょう。

通信制高校のレポート

通信制高校でいうレポートは、問題集や小テストのような構成になっており、教科書や配布資料の内容をもとに、穴埋め問題や記述問題、選択問題などが出題されます。
レポートを解いていくことで学習の理解を深め、知識を定着させることが目的です。
いわゆる大学のレポートのような自分で考えて書くというよりは、学習範囲の振り返りを行うための小テストの方がイメージとしては近いです。
また、単位認定試験はレポートの内容から出題されることが多いので、レポートを行う際には出題内容や傾向にも目を向けながら解いていくようにしましょう。
どうしてもわからない問題があれば、スクーリングの際に先生に教えてもらったり、オンラインで先生に質問できりする学校もあります。

通信制高校のレポートの難易度

卒業に関わるレポートということもあって、難しいイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、通信制高校のレポートの難易度は高くなく、全日制高校の小テスト程度と言われています。
通信制高校は一般的に高校卒業資格取得を目的としているため、教材をもとに学習していれば解けないような応用問題が出題されることはほとんどありません。
しかし、高校の教科書は中学校の学習内容を理解している前提で書かれているため、中学校時代の学習が不足している場合には、難しいと感じるかもしれません。
難しいと感じた時には、むやみに学習を進めず、なぜその答えになったのかひとつひとつ理解していくことが大切です。

通信制高校のレポートの評価軸

レポートは5段階で評価され、下記のように振り分けられます。

A⁺ A
B⁺ B C
100~90点 89~80点 79~70点 69~60点
59点以下

通信制高校は単位制のため留年という概念が存在しませんが、レポートの提出条件や評価の条件を満たしていないと、卒業に必要な単位認定試験を受けることができません。
例えば、C評価のレポートが一定数を超えると、単位を修得できない場合があります。
単位修得のためにも普段から高いレポート評価を目指してください。

通信制高校のレポートの量は多い?少ない?

通信制高校のレポート提出数は学校ごとに異なりますが、一般的には1単位につき、1回あたり1〜2枚のレポートを3回提出する必要があります
たとえば年間で25単位を修得する場合、およそ75回分のレポート提出が必要です。
一見すると多く感じますが、月に換算すれば6〜7回、レポート枚数にして6〜14枚程度。提出のタイミングやペースを決めておけば、十分にこなせる量と言えるでしょう。

通信制高校のレポート提出までの流れとは?

全日制高校では宿題提出をしなくても卒業できるかもしれませんが、通信制高校ではレポートを提出しなければ単位を修得できず、卒業できません。
学習プランを立て、自分のペースで取り組むことが大切です。

①課題を確認する

通信制高校では、予め学校から指定された範囲の学習を教科書や配布資料、動画授業などから行い、レポートを作成します。
まずは、いきなり教科書や授業動画に取り組むのではなく、配られた課題にざっと目を通しましょう。
課題に目を通すことで、これから学習することの全体像を確認できます。
細かな意味が分からなくても「これからこういうテーマを扱うんだな」といったように、レポートの雰囲気をつかむようにしましょう。

②教材や動画を視聴してレポートを行う

学習内容を確認しながら、課題レポートを作成していきます。
レポート内容は、基本的に教科書や配布資料をみれば簡単に解ける問題になっています。
テーマによっては、問題集の形式になっていたり、感想を書いたりと、通信制高校のレポート課題は難易度の高いものが求められているわけではありません。
しかし、溜めて一気に片付けようとすると、思ったよりも量が多くとても大変です。
全日制高校のように毎日授業があるわけではないため、毎日少しずつでもレポートを進める習慣を付けることが大切です。

③完成したレポートを提出する

  • 郵送
  • 学校に持参して直接提出する
  • インターネットでオンライン提出する

それぞれの方法に、メリット、デメリットがありますので、これらも学校選びの一つとして検討してみると良いでしょう。

提出方法①:郵送で提出する

こちらはご自宅にネット環境が備わっておらず、体調不良や病気のため外出が難しい人におすすめの方法です。
通信環境に縛られることなく、近くのポストに投函するだけで提出できます。
通信制高校の提出物は「通信教育用郵便物」といい、通常の配送料金よりも低く設定されており、100gまでなら15円、それ以上は100gごとに10円加算されますが、これらはすべて自己負担になります。
また、投函したその日に届くわけではないため、提出期限日までに学校に到着していないと未提出になる場合があります。

提出方法②:持参して提出する

学校に実際に行って窓口に直接届ける方法もあります。
登校日やスクーリングのタイミングでレポートを提出すれば、提出忘れを防ぐことができます。
また、レポートで気になる点は先生に直接質問して、その場で解決できます。
しかし、この方法だと提出期限内に登校する予定がなかった場合には、提出をしに学校に行かなければなりません。
交通費がかかってしまうこと、雪や台風時にも提出しに登校する可能性があることがデメリットとして挙げられます。

提出方法③:インターネットでオンライン提出

3つの方法の中で時間とお金がかからず、簡単なのはインターネット経由のオンライン提出です。パソコンやタブレットから気軽にレポート提出ができますし、スマホなら電車内や外出先でなど、場所や時間を問わず提出できます。
デメリットとして、レポート提出の締め切り日はアクセスが集中しサイトに入れないことや、インターネット回線が不安定だと提出完了までに多大な時間がかかってしまうことが挙げられます。
締め切り日を待たず、提出期限より早めにレポートを提出することや、アクセスが集中しやすい夕方以降や土日は避けるなど提出タイミングを意識することが大切です。

通信制高校のレポートの提出期限や頻度

ここまではレポートの内容や提出までの流れを見てきましたが、実際のレポート作成はどれくらい大変なものなのでしょうか。
自由登校ができるとは言え、レポートの難しさや量によって生活も変わってきます。
ここではレポートの提出期限とレポート提出頻度について見ていきましょう。

レポートの提出期限は決められている?

通信制高校のレポートには提出期限があります。
学校やコースによって異なりますが、一般的には毎月月末や数カ月に1度、または学期末などが設定されてます。
提出期限を過ぎると、評価の対象外となったり、再提出が必要になったりすることがあります。
単位の修得に影響が出る場合もあるため、必ず学校のガイドラインを確認し、期限内に提出するようにしましょう。
万が一、提出期限に間に合わなかった場合は、早急に通信制高校に連絡し、指示を仰ぎましょう。
学校によっては個別に対応してもらえることもあります。

レポートの提出頻度はどのくらい?

通信制高校では、教科書の内容をしっかり理解しているのか確認するため、レポート提出回数が決まっています。
通信制高校を卒業するために必要な単位数は一般的に74単位と言われるため1年で25単位取るとします。
教科によって異なりますが1単位を修得するのに約3回レポート提出があります。
1年で25単位修得した場合のレポート頻度は下記の通りです。

期間 レポート提出頻度
1年 75枚 (25単位×3回レポート)
1ヶ月 6.3枚 (75枚÷12ヶ月
1週間 1.6枚 (6.3枚÷4週)

よって1週間のレポート提出回数は1〜2枚程度になります。
そこまで多くないように感じるかもしれませんが、実際手を付けてみたら思ったようなペースで進まず「今週は忙しくて手が空けられなかった…」といったケースもありますので、計画的に提出していく必要があるでしょう。

通信制高校のレポートを提出するコツ

レポートは単に出せば良いというものではなく、一定のラインを満たさなければ再提出になります。
レポートが不合格だから単位が修得できないということがありませんが、不合格の場合、合格するまで提出しなければなりません。
ここからは、通信制高校のレポートを提出するためのコツについてご紹介します。

勉強スケジュールや、納期を定める

全日制高校は、決まった時間に授業を受けますが、通信制高校では、自宅学習が中心のため自己管理能力が求められます。
学習スケジュールを自分の好きなように決めることができるので、生活習慣に合わせてスケジュールを定め、それに対して学習していきましょう。
しっかりレポートを提出するためにも、提出期日に余裕をもって取り組むように心がけるようにしましょう。
レポートはまとめて取り組むのではなく、毎日少しずつ進める意識を持つようにしてください。

サポート校を活用する

レポートは問題を解いたり、学んだ内容を理解して書き進めたりしていきますが、計画的に進めていかないと期日までに提出が間に合わないかもしれません。
通信制高校は自主自学がメインのため、全日制高校と比べて勉強のモチベーションの維持が難しくなっています。
このように、勉強に不安がある方には「サポート校」の活用をおすすめします。
サポート校ではレポートの進捗サポートや、担任が理解度に合わせて指導などを行ってもらえます。
勉強の仕方が分からない方や、勉強面以外で不安がある方に無料の「オンライン説明会」が実施されていますので、まずは、説明会に参加してサポート校の雰囲気や学習環境を確かめてみるといいでしょう。

通信制高校のレポートとは?|まとめ

通信制高校は、レポートの提出が卒業のカギを握っています。
自学自習なのでペース配分や学習内容をどこまで理解しているか確認するのは難しいですが、コツコツ行えば十分こなせる内容量と難易度になっています。
授業内容を理解し、しっかりレポートを提出していれば3年で卒業することは決して難しいことではありません。
また、一人での学習は難しいかもしれない、学習サポートを合わせて行ってほしいという場合にはサポート校の併用もおすすめです。
気になる通信制高校の資料を取り寄せて、雰囲気を比較検討する際の参考にしてみてください。

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